ワクチンは、愛犬や愛猫を伝染病から守るために定期的に接種するものです。
ワクチンを打ったからといって、ワクチンに含まれる伝染病を100%予防できるわけではありませんが、万が一感染した場合でも症状の軽減を期待できます。
ワクチンには種類があります。それぞれのライフスタイルに合わせてワクチンの種類を検討していきます。
〇子犬や子猫の時期は、母親から譲り受けた免疫力で守られています。
その免疫力が落ちてくる時期から始めて、大体生後4ヶ月くらいまでに計2〜3回のワクチンを接種する必要があります。
〇成犬や成猫になっても、定期的なワクチン接種が必要です。
散歩に行く、病院に行く、ペットホテル・トリミングサロン、ドッグランの利用など動物同士が直接的/関節的に接触する機会はあります。
定期的に接種することで、ワクチンの内容に対する免疫力を維持できます。
もし、病原体と触れ合ったとしても、かからずに済んだり、軽症で済むことが期待できます。
〇高齢期になると、免疫力が低下します。
高齢になったからワクチンを「打たなくてもいい」「打たないほうがいい」のではなく、免疫力が低下する年齢になったからこそ、病気から守るために接種する必要性が高まります。
- ・ワクチン接種は、体調の良い時に行いましょう。
- ・ワクチンに限らず、どんな薬にも言えることですが、副作用が出る可能性もあります。
- ・ワクチン接種後は、特に安静に努めましょう。
- ・ワクチン接種後の動物の様子をよく確認できるように、ワクチン接種は出来るだけ午前中の早い時間にご来院いただくことをお勧めいたします。
- (ワクチン接種後、嘔吐や下痢、顔の腫れや全身の痒みなどの症状が見受けられた際は、治療が必要な場合があります。)